四川省宜賓市長寧県で北京時(shí)間17日午後10時(shí)55分にM6.0の地震が発生した。宜賓市、成都市、重慶市などは直前に地震警報(bào)を発令した。うち宜賓市は10秒前、成都ハイテク區(qū)は61秒前、重慶市は44秒前。
中國地震臺(tái)網(wǎng)センタープロジェクト管理部の王松部長によると、中國は世界的に見ても強(qiáng)い地震が多い地域であり、1900年以降にM6.0以上の地震が500回以上発生している。地震の被害は28省?市?自治區(qū)に及び、66萬人の死者、100萬人近くのけが人が出ている。被災(zāi)者の數(shù)は延べ數(shù)億人で世界最多。ブン川地震(ブンはさんずいに文)と玉樹地震により多くの死傷者と経済的損失が生じたことから、中國の重大インフラの防災(zāi)能力が依然として不足しており、農(nóng)村部住民の地震警戒能力が依然として低いことが分かる。厳しい地震情勢(shì)を受け、震度速報(bào)と地震警報(bào)の発展に力を入れる必要がある。
國家震度速報(bào)?警報(bào)プロジェクトは2015年6月に國務(wù)院常務(wù)會(huì)議で承認(rèn)された。2020年に一部地域で震度速報(bào)能力を形成し、2023年に全國で地震警報(bào)能力を形成する計(jì)畫となっている。
王氏によると、同プロジェクトの投資総額は18億7000萬元(1元は約15.7円)。全國で振動(dòng)計(jì)と強(qiáng)震計(jì)を持つ基準(zhǔn)ステーションを1987か所、強(qiáng)震計(jì)を持つ基本ステーションを3269基、震度計(jì)を持つ一般ステーションを1萬349か所設(shè)置し、ステーション間の平均距離を約50キロとする地震観測ネットワークを構(gòu)築する。さらに1つの國家震度速報(bào)?警報(bào)センター、1つの國家予備センター、1つの國家技術(shù)サポート?保障センター、32の省級(jí)センター、173の市級(jí)発表センター及び3360臺(tái)のサービス端末を設(shè)置する。
同プロジェクトは華北、南北地震帯、東南沿岸部、新疆天山中段、ラサ周辺の5カ所のステーション間平均距離が12キロの警報(bào)重點(diǎn)地域において、秒刻みの地震警報(bào)能力を形成する。全國で分刻みの震度速報(bào)能力を形成する。プロジェクト完成後、テレビ、ラジオ、インターネット、ニューメディア、國家突発事件警報(bào)情報(bào)発表システム、情報(bào)受信端末などの発表プラットフォームを使い、中國の各級(jí)政府、一般人、小中學(xué)校、業(yè)界企業(yè)などの異なるユーザーに向け現(xiàn)地警報(bào)、災(zāi)害性地震警報(bào)、警戒性地震警報(bào)、遠(yuǎn)距離大震災(zāi)警報(bào)、地震データ速報(bào)、震度速報(bào)、地震動(dòng)的データ速報(bào)などの情報(bào)サービスを提供する。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語版」2019年6月19日