ニュージーランド植物?食品研究所が2018年に発表した報(bào)告書「タンパク質(zhì)：中國の前景」によると、中國の消費(fèi)者は、環(huán)境保護(hù)的観點(diǎn)と健康に対する懸念から、肉類の消費(fèi)量を自発的に減らしている?，F(xiàn)時(shí)點(diǎn)で、中國において、「肉類の摂取量を減らしており、野菜?豆腐?食物由來の肉代替品をより多く摂取するよう心がけている」消費(fèi)者は39％に上る。ここで減らしている肉類とは、おもに豚肉のことであり、中國の豚肉販売量は、3年前から、確実に減少している。

香港グリーン?マンデー社が開発した「OmniPork新しい豚肉」が、今月中旬に開催される「淘寶造物節(jié)」で、消費(fèi)者の前にお目見えする。この人工肉は、エンドウ豆、遺伝子組み換えでない大豆、シイタケ、米を主原料としており、人工肉100グラムに含まれる飽和脂肪酸はわずか1.5グラム、コレステロールは全く含まれていない。呂中茗氏も、「味が極めてよく似ているほか、人工肉の真のセールスポイントは、栄養(yǎng)成分にある。植物性タンパク質(zhì)は、『コレステロールゼロ』という優(yōu)位性をもともと備えている點(diǎn)」としている。

このほか、安全性も、消費(fèi)者が心配する重要な問題。2017年7月、米食品醫(yī)薬品局（FDA）は、「人工肉を製造する際に著色剤として用いられるヘムがアレルギーを引き起こす可能性がある」と警告する文書を発表した。

大市場の背後に高い環(huán)境保護(hù)効果あり？

牛や羊が日常生活で出す溫室効果ガスについて、決して侮ってはならない。國際環(huán)境保護(hù)団體?ワイルドエイドが2016年に発表した報(bào)告書「明日のために食べる：中國は『食の選択』によっていかに地球溫暖化スピードを減速させたのか」によると、家畜から発生する溫室効果ガスは、全世界の溫室効果ガス総量の14.5％以上を占め、地球上のあらゆる交通機(jī)関から排出される総量を上回り、全世界に14億頭いる牛が出す溫室効果ガスは全世界の牧畜業(yè)で排出される総量の66％を占めている。また、飼育されている動(dòng)物に必要な水?飼料?土地は、大量の資源を占有している。

肉類に取って代わるものが探し出せれば、間違いなく環(huán)境保護(hù)に対して大きく寄與できる。これは、「MIT（マサチューセッツ工科大學(xué)）テクノロジーレビューによる2019年の「ブレイクスルー?テクノロジー10」の一つに人工肉ハンバーグが選ばれた主な原因でもある。

一部の企業(yè)、環(huán)境保護(hù)団體、菜食主義者の推進(jìn)のもと、肉類代替食品の規(guī)模はだんだんと拡大してきた。市場調(diào)査?コンサル企業(yè)マーケッツアンドマーケッツの調(diào)査によると、2018年、世界の肉類代替食品市場の規(guī)模は46億ドル(1ドルは約107円)、2023年には64億ドルに達(dá)する見通しという。（編集KM）

「人民網(wǎng)日本語版」2019年9月6日