コアスタッフの役割は、活動當(dāng)日までのボランティアへの密な連絡(luò)、當(dāng)日の問題発生時の緊急対応、ボランティアの體調(diào)管理、ボランティアが楽しく活動できるための気配りなどである。イベント當(dāng)日、配屬先チームとボランティアの関係が円滑に進(jìn)むかどうかはコアスタッフ次第といっても過言ではない。そのため、コアスタッフの育成では、我々職員?コアスタッフ?ボランティアが上下の関係ではなく橫の対等な関係であることを強(qiáng)調(diào)し、職員がやってしまえば早い仕事も共に取り組んでコアスタッフの自主性を重視した。
こうして誕生したコアスタッフが活動を始めてから、ごみゼロチームの活動ではボランティアの無斷欠席がなくなり、ボランティアの意識も目に見えて向上していった。中には、休憩時間にも関わらず自発的にごみゼロを呼びかけるメッセージボードを作り、そのボードを持って會場を練り歩くボランティアまでみられるようになった。
2019年6月に河北省のMTA音楽祭で行ったごみゼロ活動では、チーム一體となってのべ來場者數(shù)4萬人の観客を60名のボランティアが誘導(dǎo)し、計1.37トンのゴミの分別収集に成功した。このゴミの內(nèi)、65%が再利用可能な資源であった。
ボランティアを気遣うコアスタッフ達(dá)
現(xiàn)在、配屬先はこれまでのノウハウを生かして中國各地のマラソン大會などでもごみゼロ活動を?qū)g施しており、大きな成果をあげている。
2年間の隊(duì)員としての活動を振り返るとやはり自分自身のもつ技術(shù)や知識は何も伝えられなかった。しかし、“日本との架け橋”になり、ヒトを繋ぐことで、コアスタッフによるボランティアケアの管理手法やごみゼロ活動での観客の誘導(dǎo)方法を日本から中國に伝えることができた。中國でのコアスタッフの誕生、コタスタッフがチームの一員である事に自信を持って活動している姿は私にとっての一生の誇りである。
(青年海外協(xié)力隊(duì) 秋吉楓 北京市 自然の友派遣 環(huán)境教育)
「人民網(wǎng)日本語版」2019年9月10日