數ヶ月前から続いている香港の暴動は、現地の観光業(yè)に極めて深刻な影響を及ぼしている。業(yè)界は10日、「スローデモ」を発起。過激派が業(yè)界関係者の生計を脅かしていることに抗議し、社會の紛爭が1日も早く収まってほしいとの願いをアピールした。ある観光バス運転手は、「6月からの3ヶ月間、収入は9割激減した。9月に入り、仕事をした日は1日もない」と訴えた。香港紙「大公報」の報道を引用して中國新聞網が伝えた。
10年以上観光バスの運転手をしている林さんは、「香港で抗議デモが起こった6月から今まで、生活の糧は大きく脅かされ続けている。それまでは、月に20日以上仕事があり、4-5日しか休みが取れず、月収は2萬香港ドル(約28萬円)ほどあった。だが、今は、月に1-2日しか仕事がなく、1ヶ月も仕事がないこともあった」と話した。
同じく観光バス運転手の祥さんは、「8月に働いたのは6日だけ。9月は今まで1日も仕事がない。この仕事を始めて10年以上になるが、これほど酷い狀況になったのは今回が初めてだ。大きな憤りを感じている」と話した。
スローデモを発起した香港観光業(yè)促進會の崔定邦総幹事は、「一連の抗議活動によって、香港を訪れる観光客が激減した。9月に香港を訪れる大陸部からのツアーは、例年の5%まで落ち込んでいる。旅行會社やホテルなど香港の観光関連業(yè)界も深刻な打撃を受けた。このような狀況があと1-2ヶ月続けば、旅行業(yè)界では従業(yè)員のリストラ、さらには倒産まで発生するだろう。特區(qū)政府が銀行業(yè)と連攜して、観光バスやタクシー、小型バスなどに対する補助金支給期間を延長して、運転手の財政的危機を緩和するよう動いてほしい」と強調した。(編集KM)
「人民網日本語版」2019年9月13日