中國地質(zhì)大學(武漢)経済管理學院教授の鄢志武氏は、10月14日に湖北省十堰市竹山の天臺洞を調(diào)査した際に、4階建てビルほどの高さのある鵝管石(がかんせき、細長い管狀の鍾乳石)を発見した。実測により、この鵝管石は世界最長であることが明らかになった。長江日報が伝えた。
鵝管石は鍾乳石の発育の過程における最初の型で、鍾乳石の「赤ちゃん」のようなものだ。洞窟の上から炭酸カルシウムを豊富に含む溶液が漏れ、上から下に向かうように生長し、中が空洞のガラス管のような形狀を呈する。
天臺洞は閉鎖型の洞窟で、豊富な二次生成物を持つ。鵝管石が密集しており、壯観だ。洞窟內(nèi)は汚染のない清潔な環(huán)境で、鵝管石は白い玉のようで、女性の肌のようにすべすべしている。専門家が最下層で7本の長い鵝管石を測量したところ、長さは平均で10メートル以上に達し、直徑は約5ミリだった。そのうち最長の鵝管石は12.616メートルに達し、メキシコで発見された世界最長の鵝管石を約3.5メートル上回った。
鵝管石は生長が緩慢で、天臺洞の鵝管石は數(shù)萬年に渡り生長したと見られる。鵝管石の生長速度は、上部の水が流れる量や鉱物の含有量によって決まる。一般的には、その1センチの生長には數(shù)十年、さらには100年弱の時間がかかる。しかし鵝管石の生長は速い時もあれば遅い時もあることから、この12メートル以上の鵝管石の生長にかかった時間を特定することはできない。
鄢氏は、「天臺洞は珍しい形をしており鍾乳石が豊富だが、観光開発は不可能で、閉鎖型の科學研究としての用途しかない」と語った。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語版」2014年10月16日
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