(1)中露戦略協(xié)力はイデオロギーによる作品ではもうなく、両國の國益の相互作用による傑作だ。米國と西側(cè)に弱みを見せないロシアは中國と國益面で策応し、中露は互いを必要としている。これは背中合わせの戦略関係だ。
(2)中國には肝心な時に、肝心な分野でロシアを支援する能力がある。だが中國の対露支援はロシア政府から要請があった時に、正常な國家間協(xié)力の形で行われるべきだ。中國はロシアを高度に尊重し、ロシア社會におけるプーチン大統(tǒng)領(lǐng)の威望を守る必要がある。
(3)今回の危機(jī)のたゆまぬ深化は、ロシア社會の戦略観にとって新たな試練となる。ロシアが危機(jī)のために中國に接近し続けるというのは仮説に過ぎず、不確定性が多い。中國が中露両國の根本的利益にプラスの影響力を與え、誘導(dǎo)することができるかどうかも試されることとなる。
中國はすでに一挙手一投足が全局面に影響を及ぼす世界的経済大國だが、これまでに発揮してきた政治的影響力は多くが間接的なものだった。ロシア危機(jī)は経済的側(cè)面が強(qiáng)いが、その今後の行方は世界の政治に関わってくる?,F(xiàn)在各國が騒がしい中、中國は聲を発していないが、遠(yuǎn)くへ行ったわけではない。中國はロシアが倒れることを望んでいない。この姿勢は全世界がよく分っている。(編集NA)
「人民網(wǎng)日本語版」2014年12月19日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、寫真の無斷転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257、080-5077-8156 北京 (010) 6536-8386