シンガポール紙「聯(lián)合早報(bào)」によると、日本の安倍晉三首相は21日にモスクワへ向けて出発した。22日にロシアのプーチン大統(tǒng)領(lǐng)と會(huì)談し、日露平和條約締結(jié)に向けた基本姿勢(shì)を示す。日本メディアによると、安倍政権は「北方四島」(ロシア名:南クリル諸島)の全てを獲得するという譲れぬ一線を改め、小さな歯舞?色丹両島の引き渡しのみを求める。中國(guó)新聞網(wǎng)が伝えた。
NHKなど日本の主要メディアは21日、日本政府関係筋の話として、安倍首相はロシア側(cè)が色丹島と歯舞群島さえ引き渡せば、日露平和條約を締結(jié)する方針だと報(bào)じた。
だが先週の日露外相會(huì)談で、ロシアのラブロフ外相は「南クリル諸島がロシアの主権下にあることを含む第2次大戦の結(jié)果」を認(rèn)めるよう日本側(cè)に要求した。
「4島」を求めれば交渉が暗礁に乗り上げるのは必至なため、「2島」で進(jìn)めるしかないことを安倍政権はよく分かっているというのが、NHKの分析だ。
安倍首相の當(dāng)初の構(gòu)想は、色丹と歯舞の返還後、改めて択捉?國(guó)後両島を目指すという「2島先行返還」による解決だった。
安倍首相は21日の出発前「戦後70年間解決されなかった課題であり、一気に解決するのは當(dāng)然容易ではない。私は時(shí)間をかけてプーチン大統(tǒng)領(lǐng)と話し合い、平和條約締結(jié)をできるだけ進(jìn)展させたい」と述べた。
日本は1956年の日ソ共同宣言によって、ソ連と國(guó)交を回復(fù)した。同宣言は、両國(guó)は引き続き平和條約交渉を行い、條約締結(jié)後にソ連は歯舞?色丹両島を日本に引き渡すとした。だが日本側(cè)はその後主張を変え、國(guó)後?択捉両島を含む「4島」返還を求めるようになった。日本側(cè)のこの主張によって、交渉は膠著し続けてきた。(編集NA)
「人民網(wǎng)日本語版」2019年1月23日
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