中國大陸部初の自由貿(mào)易港としての海南自由貿(mào)易港は今、海外資本の「新たな人気投資先」になりつつある。
海南省はこのほど、2020年の外資導(dǎo)入の成果を発表した。それによると、同年通年で同省で新たに設(shè)立された外資系企業(yè)は1005社に上り、前年比197.3%増加した。通年実行ベース外資導(dǎo)入額は30億3千萬ドル(1ドルは約105.0円)に上り、100.7%増加した。海南に投資した國と地域は80ヶ所に上り、前年の2倍になった。現(xiàn)代型サービス業(yè)の外資系企業(yè)新規(guī)設(shè)立數(shù)は新規(guī)設(shè)立數(shù)全體の約90%を占めた。米テスラ、フランス電力、ドイツKWS、ハンガリーOTP銀行、米ゼネラル?エレクトリック(GE)などの有名企業(yè)が次々に進(jìn)出した。
外資はなぜ海南自由貿(mào)易港への投資を強化するのか。高い水準(zhǔn)の開放政策という獨自の優(yōu)位性が、多くの外資系企業(yè)が海南を高く評価する重要な要因だ。
20年6月1日、「海南自由貿(mào)易港建設(shè)全體プラン」が発表され、その後、一連の政策?措置が次々に打ち出された。ゼロ関稅や低稅率など中核となる政策の実施がスピードアップした。海南自由貿(mào)易港金融発展センターが設(shè)立され、金融による企業(yè)誘致サービスや國際金融交流協(xié)力などの取り組みへの協(xié)力?展開がなされた。外資參入ネガティブリストが27項目まで削減された。
テスラの陶琳副総裁は、「海南省が新エネルギー自動車産業(yè)の発展推進(jìn)に向けて制定した政策ではさまざまな明確な目標(biāo)が定められた。こうした明確な政策と目標(biāo)はテスラを含む新エネ車メーカーにチャンスをもたらすだけでなく、産業(yè)全體を活性化し、GOサインを発するものでもあり、テスラの中國での投資拡大への信頼感をより確固たるものにした」と述べた。
フランス電力のファブリス?フォルカード副総裁兼中國エリア総裁は、「私たちは先端技術(shù)、低炭素経済などの面での海南省の発展チャンスを高く評価している?,F(xiàn)在、協(xié)力パートナーとともに海南省でクリーンエネルギーと新エネ車のインフラ建設(shè)協(xié)力を進(jìn)めている」と述べた。
政策が優(yōu)れていれば、ビジネス環(huán)境も絶えず最適化が進(jìn)み、行政の審査?認(rèn)可の効率も大幅に向上する。世界的に有名なコンビニチェーンのローソンが昨年海南に進(jìn)出し、営業(yè)許可証の取得から第一弾として5店舗を海口でオープンするまで、わずか2ヶ月ほどしかかからなかった。湯耀華社長は、「當(dāng)社はこうした経験から海南の良好なビジネス環(huán)境を肌身に感じた。ローソンはここで非常に順調(diào)に発展し、今年は海南自由貿(mào)易港政策などの優(yōu)位性を十分に活用して、??冥热齺劋违偿螗鹰耸袌訾蚍e極的に開拓し、省內(nèi)で100店舗以上をオープンする計畫だ」と述べた。
海南自由貿(mào)易港は現(xiàn)在の世界で最高水準(zhǔn)の開放スタイルを取り、世界の他の自由貿(mào)易港と比較すると、その優(yōu)位性は全世界に開かれているという點にあるだけでなく、背後に極めて大規(guī)模な中國國內(nèi)市場の支えがあるという點にもあり、さらに一連の高い水準(zhǔn)の開放政策?措置の実施がスピードアップしているという點にもある。海南自由貿(mào)易港の外資誘致力は今後もさらに強まることが予想される。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語版」2021年2月4日