山西省大同市にある土地開発後の再入居住宅の中で、趙玉春さん(53)がベッドに腰かけている。玉春さんは、趙麗坤さん(15)の頭を腕に抱きかかえ、マントウを割って、まず自分の口に入れて細(xì)かくかみ砕き、麗坤さんの口に入れてやる。一口食べさせるのに最低5分かかり、麗坤さんが吐き出すこともある。すると、玉春さんはまたマントウを彼女の口に入れてやる。2個のマントウを食べ終えたのは、2時間後だった。玉春さんは、15年間、このようにして麗坤さんに食事を與え続けてきた。新華社が伝えた。
2001年、李煥梅さんは、大同市第五病院で掃除作業(yè)員として働いていた。病院の長椅子の上に、布団にくるまれた赤ん坊が置かれていた。時々、通りかかる人が腳を止めて布団を開き、中を覗いたが、すぐに布団を元通りかぶせてその場を立ち去った。李さんも、居てもたってもいられず覗いてみた。布団にくるまれていたのは、3日前に生まれたばかりの女の赤ん坊だった。布団の中に赤ん坊の生年月日が書かれた紙が殘されていたのだ。
當(dāng)時、李さんには息子が1人いた。李さんと夫は市內(nèi)でアルバイトをして生計を立てており、暮らし向きは貧しかった。生まれたばかりの赤ん坊が捨てられるということは、赤ん坊に何らかの障害があることが予想できた。だが、赤ん坊の小さな足がかすかに動くのを見て、彼女の心は動いた。「どんな狀態(tài)であろうと、一つの尊い命じゃないか!」
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、寫真の無斷転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257、080-5077-8156 北京 (010) 6536-3680