16年3月24日、習(xí)総書(shū)記は中共中央政治局常務(wù)委員會(huì)の會(huì)議を主催した際、「北京は目下、歴史的な選択に直面しており、北京自身が外に広がる狀況から、北京の中心都市部以外の場(chǎng)所に北京の都市副センターと集中的受け入れ地域を計(jì)畫(huà)建設(shè)する方向へ移行しようとしている」と述べた。

▽なぜ雄安が選ばれたのか？

北京の非首都機(jī)能を集中的に受け入れる新區(qū)の場(chǎng)所を選ぶ上で、地理的に遠(yuǎn)すぎても、近すぎても問(wèn)題となる。なぜなら、近すぎればつながって一つのエリアになってしまい、分散という目的が果たせなくなる。そして遠(yuǎn)すぎれば北京の波及効果や牽引効果を受け入れることは難しく、非首都機(jī)能を受け入れ、移転させることができなくなるからだ。

新區(qū)は北京と天津にはさまれた場(chǎng)所となり、その各方面における優(yōu)位點(diǎn)が明らかだ。土地や土木の環(huán)境、地質(zhì)的條件が優(yōu)れており、発展の可能性が大きいことが、北京の非首都機(jī)能の分散を集中的に受け入れる場(chǎng)所として真っ先に選ばれた理由だ。

具體的な理由として次の4點(diǎn)が上げられる。

（１）地理的優(yōu)位性。雄安新區(qū)は北京と天津で2等辺三角形を形作り、北京からの距離は105キロメートル、天津からは105キロメートル、河北省石家荘からは155キロメートル、同省保定からは30キロメートルの距離となっている。

（２）交通アクセスの良さ。雄安新區(qū)は東に大広高速道路、京九鉄道、南には保滄高速道路、西には京港澳高速道路、京広旅客専用線、北には栄烏高速道路、津保鉄道などの幹線交通が走っている。北京、天津、石家荘、保定との間で30分通勤圏を基本的に形成できると同時(shí)に、北京の新空港からは約55キロメートルの地點(diǎn)にあって、空港という優(yōu)位性も備わり、ハイエンドなハイテク産業(yè)の発展ニーズを十分に満たすことができる。