2017年末に行われた中央経済政策會(huì)議は、中國共産黨第18回全國代表大會(huì)以降の中國の経済発展が獲得した歴史的な成果と體験した歴史的変革を総括する中で、世界の注目を集める判斷を下した。それは、「中國には世界最多の人口を擁する中所得クラスターが形成された」というものだった。中央政府が中國に世界最大規(guī)模の中所得クラスターが形成されたと明確に打ち出した最初のケースだ。週刊誌「瞭望」が伝えた。

少なく見積もっても、現(xiàn)在の中國には中所得クラスターが3億人以上おり、世界の中所得クラスターの約30％を占める。國家統(tǒng)計(jì)局國民経済総合統(tǒng)計(jì)司の毛盛勇副司長（報(bào)道官）は取材に答える中で、「學(xué)術(shù)界の中所得クラスターに対する定義にはまだ統(tǒng)一的な標(biāo)準(zhǔn)がないが、世界のさまざまな研究方法を総合して試算すると、どのような標(biāo)準(zhǔn)を採用しても、この判斷は成立する」と述べた。

毛副司長は中國で中所得クラスターが拡大を続けるのをみつつ、「歐米などの先進(jìn)國はすでに所得がラグビーボール型の構(gòu)造を形成し、中所得層の割合が60％を超える。中國の中所得クラスターは規(guī)模が最も大きく、発展ペースが加速しているが、割合ということでは先進(jìn)國と大きな開きがあり、これは今後さらなる努力が求められる點(diǎn)だ」と指摘した。

2016年には、中國の一人あたり平均可処分所得が2萬3821元（1元は約17.3円）に上り、12年に比べて44.3％増加し、実質(zhì)年増加率は7.4％だった。つまり中國経済の持続的急成長にともない、特に経済運(yùn)営の質(zhì)の持続的向上にともない、中所得クラスターの仲間入りをする人がますます増えるということだ。

3億人を超える中所得クラスターから生まれる消費(fèi)ニーズは、中國の経済成長にとって最大の安定裝置になる。中所得クラスターの人的資本が急速に積み上がれば、革新（イノベーション）型國家の建設(shè)によりよい重要な支えを提供することになり、これは中國が高度成長の段階から高い品質(zhì)の発展の段階に進(jìn)む上での最も著実な基礎(chǔ)になる。