▽3億人超の中所得クラスターはどのように算出したか

毛副司長の説明によると、「現(xiàn)在、中國には中所得クラスターについての統(tǒng)一的な標(biāo)準(zhǔn)がないが、世界の一連の研究機(jī)関は定義を設(shè)けている。世界銀行が打ち出した関連の標(biāo)準(zhǔn)が一般に通用する」という。

世銀の標(biāo)準(zhǔn)では、中所得とは成人の一日あたりの収入が10～100ドル（1ドルは約112.8円）、年収にして3650～3萬6500ドルの層を指すという。ドルの対人民元レートを1対7と控えめにみると、世銀の標(biāo)準(zhǔn)では年収2萬5千～25萬元が中所得になる。毛副司長は、「レートで計(jì)算しても購買力平価で計(jì)算しても、この標(biāo)準(zhǔn)は中國にすでに世界最大規(guī)模の中所得クラスターが形成されたとの判斷には影響しない」と強(qiáng)調(diào)した。

毛副司長は、「2016年の國家統(tǒng)計(jì)局のデータで説明すると、全國の國民を5段階の所得グループに分けた場合（各グループの人數(shù)を約20％ずつとする）、低所得グループの可処分所得は5529元、中の下グループは1萬2899元、中所得グループは2萬924元、中の上グループは3萬1990元、高所得グループは5萬9259元になる」という。

中の上グループと高所得グループを合わせた40％は世銀の中所得クラスターの標(biāo)準(zhǔn)に當(dāng)てはまる。高所得グループ內(nèi)で可処分所得25萬元以上のクラスターが10％になっても、殘りの10％と中の上グループの20％を合わせて、中國の中所得クラスターの規(guī)模は30％に達(dá)する。

クレディ?スイス研究センターのこれまでの研究によると、世界の中所得クラスターは約10億5千萬人に上り、このうち中國が35％近くを占め、3億7千萬人に達(dá)するという。毛副司長は、「このデータは中國の実際の狀況とほぼ合致する」と述べた。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語版」2018年1月10日