米ホテルチェーン大手マリオット?インターナショナルの中國語版公式サイトにおいて、香港?マカオ?臺灣地區(qū)およびチベットが「國家」として扱われていた事件について、上海市黃浦區(qū)網(wǎng)信弁(インターネット情報弁公室)と市場監(jiān)督管理局は10日夜の通達で、「すでにホテル側(cè)の擔當者と面談を行い、立件のための捜査に乗り出した」ことを明らかにした。新華社が報じた。
通達によると、9日と10日にそれぞれ、マリオットホテル管理公司の上海の責任者とマリオット?インターナショナルグループ大中華區(qū)の責任者と面談を行ったのと同時に、ホテル側(cè)に関連コンテンツを即刻削除するよう求めた。また、ウェブサイトおよびアプリで発表されたすべての內(nèi)容を全面的に調(diào)査し、同様の內(nèi)容は全て徹底的に削除させる方針だとした。さらに、ホテル側(cè)に対し、一般市民からの関心に直ちに応え、さまざまなルートを通じて內(nèi)容修正に関する告知を行い、悪影響を抑えるため最大限努力するよう求めた。
初期調(diào)査により、マリオット?インターナショナルの行為は、「中華人民共和國ネットワークセキュリティ法」および「中華人民共和國広告法」の規(guī)定に違反する疑いがあることが明らかになった。黃浦區(qū)市場監(jiān)督管理局は、これについてすでに立件のための調(diào)査に乗り出している。
この事件は先ごろ、ある微博(ウェイボー)ユーザーが、マリオットが中國の會員向けに出したアンケート調(diào)査の中で、チベットが「國家」のリストに組み入れられていることを指摘したことから端を発しており、その後、マリオット側(cè)は2度にわたり聲明を発表し、深い謝罪の意を示した。またこの誤りが発覚した後、すでに全てのアンケート調(diào)査を即刻中止しているほか、同様のミスが生じないよう対応措置がすでに講じられている。マリオット?インターナショナルは、「中國の主権と完全な領土に対し、尊重する立場を貫く」ことを改めて強調(diào)している。(編集KM)
「人民網(wǎng)日本語版」2018年1月11日
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