多くの先進國では、ゴミ分別をきちんと行うことが、すでに市民の生活習慣となっている。例えば、隣國の日本では、1970年代にはゴミ分別が始まった。最初は「燃えるゴミ」と「燃えないゴミ」の2種類だったが、いまでは10數(shù)種類に及ぶ。絶え間なく発展し続けてきた日本のゴミ分別は、完全に極致の域に達したと言えるだろう。
このほど、東京都新宿區(qū)にあるごく普通のマンションを取材したところ、ゴミ収集場に入ると、4、5種類のエリアに分けられており、異なる種類のゴミが置かれていた。右上には、生ゴミを中心とした燃えるゴミ、下の方には、プラスチック製レジ袋などの燃えないゴミが置かれていた。
日本の家庭ゴミには、燃えるゴミと燃えないゴミのほか、資源ゴミと粗大ゴミがあり、合わせて4大類に分かれている。これら4大類をさらに細分化すると、ゴミの種類は10數(shù)種となる。マンション各棟の1階には、共有のゴミ置き場が設けられており、住民は、ゴミを捨てる際には、細かい分別ルールに応じて、それぞれのゴミ箱にゴミを捨てなければならない。
ある住人は、「家にはゴミ箱が4、5個ある。ふだんから、異なる種類のゴミを、直接それぞれのゴミ箱に入れている。こうしておくと、ゴミを出す時に分別する手間が省けるから」と話す。
日本のルールでは、よく見られるペットボトルを捨てる際には、ふた、ボトル、ラベルの3つをバラバラにして、それぞれのゴミ箱に入れなければならないが、ほとんどの住民が、この細かいルールを厳格に守っている。このほか、住民は、マンションのゴミ回収時間をしっかり守ってゴミを出さなければならない。もし、この回収時間に間に合わなかった場合は、ゴミを自宅に持ち帰り、次回の回収日まで待つ必要がある。
中國では、ゴミ分別の意識はまだ形成過程にあり、都市の衛(wèi)生環(huán)境システム、廃品回収システム、教育システム、法制度がともに探求を進め、ともに努力することが求められている。(編集KM)
「人民網(wǎng)日本語版」2019年2月2日
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