中國科學(xué)院によると、北京時(shí)間1月31日夜、アメリカ科學(xué)振興協(xié)會(huì)(AAAS)は中國科學(xué)技術(shù)大學(xué)の潘建偉教授率いる「墨子號(hào)」量子科學(xué)実験衛(wèi)星科學(xué)研究チームが1000キロ級(jí)の衛(wèi)星?地球間雙方向量子もつれ分配の実現(xiàn)で量子通信実験研究を大幅に促進(jìn)したことを奨勵(lì)するため、同チームに米國2018年度のクリーブランド賞を授賞したことを明らかにした。中國新聞網(wǎng)が伝えた。
これはアメリカ科學(xué)振興協(xié)會(huì)の設(shè)立から90年以上の歴史の中で、初めて中國科學(xué)者が受賞した中國本土で完成した科學(xué)研究成果となる。同賞は米國現(xiàn)地時(shí)間2月14日にワシントンで行われるアメリカ科學(xué)振興協(xié)會(huì)の年次総會(huì)で正式に発表される。
2017年初め、潘建偉教授率いる研究チームは中國科學(xué)院上海技術(shù)物理研究所の王建宇研究チーム、中國科學(xué)研究院微小衛(wèi)星創(chuàng)新研究院、光電技術(shù)研究院、國家天文臺(tái)、國家空間科學(xué)センターなどの科學(xué)研究機(jī)関と連攜し、量子衛(wèi)星「墨子號(hào)」を利用して世界に先立ち「1000キロ級(jí)」の衛(wèi)星?地球間雙方向量子もつれ分配を?qū)g現(xiàn)させ、またこれを踏まえた上で、空間スケール下でアインシュタインの「量子非局所性」を備える量子力學(xué)非局所性検証を?qū)g現(xiàn)し、空間量子物理研究において重大な進(jìn)歩を得た。関連成果は學(xué)術(shù)誌「サイエンス」の表紙を飾るかたちで掲載された。その後、量子衛(wèi)星「墨子號(hào)」は世界において衛(wèi)星?大地面の量子鍵配送と地面から衛(wèi)星への量子テレポーテーションといった2つの成果を初めて実現(xiàn)させ、トップニュースの形で學(xué)術(shù)誌「ネイチャー」に掲載された。
これにより量子衛(wèi)星「墨子號(hào)」は3つの既定科學(xué)目標(biāo)を無事完成させ、グローバル量子通信ネットワークの構(gòu)築に信頼できる技術(shù)サポートを提供し、中國が世界量子通信技術(shù)の発展と空間スケール量子物理基本問題検証の先端研究をリードし続ける上で、しっかりとした科學(xué)と技術(shù)の基礎(chǔ)を築いた。
クリーブランド賞は1923年に設(shè)立され、アメリカ科學(xué)振興協(xié)會(huì)において最も歴史ある賞。同賞は毎年1回に選出され、前年の6月から翌年5月までに「サイエンス」に掲載された研究論文數(shù)百本から、最も學(xué)術(shù)価値と影響力がある論文を1本選出して賞が授與される。過去20年間で授賞された量子物理と光學(xué)分野における成果には、ボース=アインシュタイン凝縮の実現(xiàn)(1995年)、半導(dǎo)體におけるスピンホール効果の発見(2005年)、マヨラナ粒子の初発見(2012年)、超解像顕微鏡法の実現(xiàn)(2015年)などがあった。
アメリカ科學(xué)振興協(xié)會(huì)は1848年に成立し、世界最大の科學(xué)と工學(xué)の連合団體であり、最大の非営利國際科學(xué)技術(shù)組織で、學(xué)術(shù)誌「サイエンス」の主催者と出版者でもある。(編集HQ)
「人民網(wǎng)日本語版」2019年2月2日
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